今日は2021年春アニメ『オッドタクシー』について、その魅力を私なりに語っていきたいと思います。(記事には一部プロモーションを含みます。)
はじめましてまつこといいます。アニメは『シュタインズゲート』などのタイムリープ系や、『SHIROBAKO』など働く女子系が好みです。最近はリアルタイムではあまり観れていませんが、人のおすすめ作品などはちょこちょこ観ております。
私がこの作品と出会ったのは昨年の年末年始です。リアルタイムで観ていた妹が「面白いから観て!」と言ってくれていたことを思い出し、家で暇をしている時にアマゾンプライム・ビデオで視聴してみました。
はじめは半信半疑。おしゃれなオープニングから都会の喧騒の中のタクシー。オーディオから流れるラジオ。一見ほのぼのとしている日常アニメかな?と思いきや、どんどんミステリー・サスペンス要素が多くなり、1話分(約24分)があれよあれよという間に終わっていきました。
特に予定も何もない1日。昼過ぎから第一話を再生し、気づけば外は真っ暗。全13話一気に観てしまいました。
いや〜面白かった!!
1クール(1〜13話)通して大きな1つの事件についてが描かれているのですが、そこに絡む人間関係がまた深い。
最終話までわからなかったこともあれば、途中から「あれ?もしかして…?」と感じていたネタもありました。全話観終えてからまた1話に戻ると、新たに気づく伏線もあったりして、現在は2周目も楽しんでいるくらいハマりました。
お話の中には、Twitterや、YouTube、オンラインサロンなど、昨今のツールが多く使われています。それなのにも関わらず登場人物は愛らしい動物たち。そのアンバランスさもとてもいいなあ、おしゃれなアニメだなあ、と感じていました。最後の結末を観て、唸ってしまいました。面白かったです。
アニメ好き旦那にも紹介をして一緒に視聴している途中ですが、普段ミステリーもののアニメを観ない旦那にもグサグサと刺さっているようです。
はじめにお伝えしておくと、ネタバレは観ずに視聴した方が絶対に面白いです。ネットで「オッドタクシー」を検索すると、さまざまな検証記事が多く上がっています。「ラスト必見!」などなど書いてありますが、ついうっかりネタバレを踏まないように気をつけてくださいね。
私も、この記事内では登場人物の細かな件には触れずに、上っ面の良さを語っていけるようにがんばります(上っ面の良さとは…?笑)。
オッドタクシーの魅力①え、この人が?という配役が嬉しい
魅力の一つ目は、声優さんたち。
主な声優さんは、小戸川(セイウチ)役→花江夏樹さん 白川(アルパカ)役→飯田里穂さん 剛力(ゴリラ)役→木村良平さん 柿花(テナガザル)役→山口勝平さん
など人気アニメに出演することが多いTHE声優さん♪な方々に加えて、
警察の兄弟(ミーアキャット)役に「ミキ」のお二人、樺沢(カバ)役に「トレンディエンジェル」のたかし、そしてストーリー中でも漫才師「ホモサピエンス」役には「ダイアン」のお二人と、複数のお笑い芸人が出演されています。
特にダイアン、好きなんですよね。ユースケさんの低い渋いお声と、津田さんの人の良さそうなお声がとても素敵でした。
また、後述するラジオドラマで進行をしているキリンの高校生長嶋役には俳優の高杉真宙くん。このお方もとても好きで(「賭ケグルイ」が好きで)、まさかまさか!という感じでした。
オッドタクシーの魅力②登場人物一人ひとりに当たるスポットライト
オッドタクシーの話は、主役の小戸川の周りに起こった出来事となっているため、もちろん小戸川が中心となって話が進んでいきます。
しかし、他の登場人物それぞれの生活、人生も要所要所で詳細に描かれています。
例えば、第4話は「田中革命」というタイトル。田中一(はじめ)くんという豹みたいな子(ピューマというらしいです。調べました。)が主役のお話が挟まっています。もちろん、田中くんもこの後小戸川に関わっていくわけですが(というより既に関わっているのですが)、3話から4話に移った時に、話の展開がいきなり変わるので少し驚きました。田中くんの過去が現在に繋がっていくストーリーとなっています。
↓田中くんです
また、大門兄弟(ミーアキャット、警察官の双子)がなぜ警察官になったかというエピソードや、漫才師「ホモサピエンス」のコンビ内格差、アイドルたちの苦悩にも、なかなかジーンときます。
オッドタクシーの魅力③アニメ以外にも楽しみが
アニメを観終わり、妹に報告すると「お姉ちゃん、YouTubeも観て!」と返信が。
オッドタクシーの公式YouTubeを覗いてみると、声優さんたちへのインタビュー動画や次回予告VTR等に加えて「ラジオドラマ」なるものが。
先述した高杉真宙くん扮するキリン高校生長嶋がオッドタクシーの登場人物たちの話を盗み聞きするという設定で進んでいきます。
アニメ上では語られなかった会話や、小戸川のタクシー運転中の鼻歌(笑)など、アニメが観終わった後にも楽しい仕掛けがあるのです。(私は全話観終わった後にラジオドラマの存在を知りましたが、ラジオドラマは「1.2話」「2.3話」などの表記になっているので、その話の間に聴いたらまた違った楽しみがあったのかもしれません。)
ラジオドラマを視聴した後は、またアニメに戻りたくなります。何度か観て確かめたい。そんな気持ちになるアニメです。
それから、見出しにはしていませんが、アニメ中の音楽もとても良いです。オープニングアニメもとってもオシャレ。タクシーからラジオがなっている感じも、ラップで話す登場人物(矢野:ヤマアラシ)も、とてもいい味を出しています。
さらに、映画化もされています。こちらも、Amazonプライムビデオで視聴可能です。私は映画館で観ました。
オッドタクシーの魅力が少しでも伝わったでしょうか。これを読んで「観てみたいな」と思っていただければ幸いです。
Amazonプライム・ビデオで観ることができますので、まだ観たことのない方はぜひ観てみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
まつこ