まつこごと

本好き多趣味の元教員・現保育士アラサーによる雑記ブログ

31歳フルタイム勤務、保育士試験合格までの道のり

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こんにちはまつこです。昨日、令和3年保育士試験の合格通知が届きました。やった〜〜〜〜!

「不合格通知が届く」という、いや〜な夢を見てしまうくらい待ちに待っていました。その夢は正夢とはならず、ほっとしています。

 

この記事では、私が保育士試験を受けることになった経緯と、自分がどのように勉強をして合格できたのかをまとめていきます。

ちょうど今、2022年(令和4年)の受験申請をされている頃だと思います。今回受験される方、受験を考えている方の参考になれば嬉しいです。(記事には一部プロモーションを含みます。)

 

なぜ保育士試験を受けようと思ったのか

私は2年前に小学校教諭を退職し、児童発達支援・放課後等デイサービスで働き始めました。

児童発達支援・放課後等デイサービスとは、障害のある子どもたちや、発達特性がある子どもたちが利用できる福祉サービスです。

学校とは異なる新しい環境で働いてみて、この業界では「保育士試験」のための勉強が実際の勤務にもとても役に立つことを知りました。乳幼児の発達段階や福祉サービスの種類、保護者への支援など保育士試験で勉強する内容をすぐに仕事に生かすことができるので、たとえ一発で合格ができなくても、勉強すること自体が自分のためになると考えました。

また、児童発達支援・放課後等デイサービスでは「教員免許」から得られる「児童指導員」という資格よりも「保育士」の方が事業所に入る報酬が増えるため、給与が少し高いということもわかりました。

自分自身の勉強のため、さらに、キャリアアップのために、保育士試験を受けることを決意しました。

 

保育士試験合格までのスケジュール

保育士試験を受けようと決意してから、2021年4月の前期筆記試験に向けて、半年前にあたる2020年10月から勉強を始めました。

 

保育士試験について簡単に説明しますと、筆記試験が9科目、その全てに合格すると実技試験(3科目のうち2科目を選択)を受けることができます。一度合格した科目は3年間持ち越すことができるので、一度に全てを受験しなくても、何度かに分けて少しずつ勉強をしながら受験している方もたくさんいらっしゃいます。

子育ての合間や仕事終わりなどに、自分のペースで勉強をして資格に挑戦できるところがとても良心的であると思います。

私は集中的に勉強をして、できるだけ短期間で資格を取得したいと考えたので、1度に9科目全てを受けることにしました。

 

2021年前期(4月)、初めての筆記試験受験。

帰宅後に自己採点をすると、「社会福祉」が55点。合格点が60点なので、どう転んでも5点足りない…。

悲しみの中、後期にもう一度受けることを覚悟して、「ええい!」と実技試験当日に日程がかぶっていたロックフェスのチケットを購入してしまいました。

が、しばらくして届いた通知を見ると、まさかの筆記試験一発合格。「社会福祉」は不適切問題として全員が正答となる問題があったようで、ぎりぎりの60点でした。なんとラッキー。

 

そして、前期の実技試験(7月)は私用のため欠席(小声)。

 

後期(12月)に実技試験(音楽・言語)を受験し、無事に合格しました。

 

筆記試験について&役に立ったツール

筆記試験の準備期間は半年ありました。前半の3ヶ月は市販の参考書を使って知識をインプットする時間としました。後半の3ヶ月はこれまた市販の問題集を使って問題を解いて解いて解きまくりました。

勉強時間は、1日1時間は取るように心がけました。私は、子どものいないフルタイム勤務です。出社が遅めなので、勉強時間は大体朝の出社前に確保していました。試験近くになると、土日には3時間ほどの勉強時間をとって、保育士試験のサイトに上がっている過去問にも挑戦しました。

私が使った参考書はこちらです。今調べてみると、このシリーズは現時点では2021年度版までしか出版されていないようです。

参考書の年度ですが、法律や統計のグラフ等で細かな部分の変更があることが多いですので、できる限り最新のものを使うことをおすすめします。

 


2021年版 試験対策のプロが書いた!保育士合格テキスト&問題集 上巻

 

参考書だけだと集中が続かないこともあり、YouTubeにもかなりお世話になりました。朝の支度のときやご飯を食べているときなどにも流し聞きをしていました。こちらのチャンネルは、問題形式になっていて、聞きながらも考えることができるのでおすすめです。

youtube.com

 

問題集はどの科目も3周くらいしました。同じ問題を複数回解くことによって、自分の苦手分野がわかるようになります。すぐに理解し、正答できたものはそのままでOK、選択肢に迷うもの、勘で正解したようなものについては、参考書に戻って勉強をし直しました。

私は「社会福祉」と「社会的養護」が特に苦手でした。それらの科目については特に何度も参考書を読み、YouTubeでも重点的に観るようにしました。

 

最後まで苦手だった社会福祉の勉強に役立った本がこちらです。社会福祉を学ぶ際に必要な要素が物語調で書かれています。Kindle Unlimitedにも入っていてさらりと読むことができるので、とてもおすすめです。

 


ストーリーでわかる!保育士試験 超入門<社会福祉編>

 

私が使った問題集はこちらです。(このシリーズには上下巻の参考書も存在します。問題集の解説がわかりやすかったので、参考書もわかりやすいのではないかなと思います。こちらの参考書は2022年度版もありましたよ!)

 

 

実技試験について&役に立ったツール

実技試験は弾き語りをする「音楽」、指定された場面の絵を描く「造形」、園児の前(というてい)でお話をする「言語」の3科目から2科目選択します。私は、「音楽」と「言語」を選びました。

「造形」を選ばなかった理由は、絵のお題が当日にならないとわからないからです。他の二つははじめから課題がわかっているので、事前に練習をしっかりとしておくことができます。

 

「音楽」は受験者全員が同じ曲を演奏します。テンポの良い曲と、ゆっくりめの曲の2曲が課題となることが多いようです。使う楽器はピアノ、ギター、またはアコーディオンを選ぶことができますが、ピアノ以外は試験会場に自分で持ち込まなければいけません。

私は小学校の頃に習っていたピアノを選びました。あまり上手ではないですが、練習をすれば弾けます。自宅にも電子ピアノがあるので、試験の2ヶ月前くらいから毎日1回はピアノに触るようにしました。歌は旦那が不在の時にこっそりと…笑

たまに、録音をして緊張感が出るようにしました。

それからこれはYouTube等を見て私も気づいたのですが、今はコロナ禍でマスクをしながらの試験となります。マスクをした状態でもしっかりと声が出るのか、マスクをしながら練習をすることも必要です。

 

使用した教材は、ユーキャンのものです。リンクは2021年度版ですが…。2022年版はこれから発行されるのでしょうか。

 

 

「言語」はいくつかある課題の中からひと作品を選んでお話をします。時間は3分間、目の前に15人くらいの3歳児が座っている、という設定のもと行います。

私は「大きなかぶ」を選びました。ストーリーが覚えやすいことと、動作が入れやすいということ、そして話の長さがちょうどよいという3つの理由からです。

試験当日は、各試験会場から響く声が「うんとこしょ、どっこいしょ(大きなかぶ)」だらけでした。私と同じ考えの方がとても多かったのかなと思います。

 

参考書を見ながら自分で改めて台本をかき、ひたすら声に出して練習をしました。試験前には、音楽同様マスクをして練習をしたり、スマートフォンで動画をとって自分で見たりもしました。

いろいろな方のYouTubeもとても参考になりました。「保育士試験 実技試験」などで検索をすると、とてもたくさんの動画が出ています。実技試験のイメージを掴むためにも、練習前に一度見てみることをおすすめします。

 

終わりに…

私自身としては、この「保育士試験」において勉強したことを今後の自分に活かしていかなければ意味がないと思っています。ここで得た知識を一つでも多く現場で活かして、子どもたちのさらなる成長につなげていきたいです。頑張ります!

また、私には自分自身の子どもが欲しいという願いもあります。いつになるかはわかりませんが、子どもを授かった時には、赤ちゃんの成長のこと、離乳食のことなど、今回の勉強がきっと役に立つことがあるかなと考えています。

 

以上、私が約1年間、保育士試験合格に向けて突っ走った道のりを紹介しました。

拙い記事ではありますが、これから保育士試験に挑戦される方や、今挑戦中の方の参考になれば幸いです。

ちなみに、別記事で「筆記試験の様子」を書きました。こちらもご覧いただけたら嬉しいです。↓

matsuko-childsupport.hatenablog.com

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

まつこ