○ほっこりした気分になりたい。
○美味しいご飯を食べるのが好きだ。
○キュンとした気持ちを味わいたい。
○本を読みたいけれど何を読もうか迷っている。
そんなあなたにおすすめの本があります。
山口恵以子さんの著書『婚活食堂』シリーズです。
この記事では、『婚活食堂』シリーズの魅力をお伝えします。それではどうぞ。
(記事には一部プロモーションを含みます。)
この記事を書いた人
こんにちはまつこです。読書が大好きで、年間200冊以上の本を読んでいます。
『婚活食堂1』に出会ったのは2020年の初夏です。
書店に並んでいるのが目に止まり、なぜかビビッと惹かれたものがあって購入しました。
すぐに読了しハマり、その後は続編も購入して読みました。とっても素敵な本です。
あらすじ
牛スジ、葱鮪、トマト、蟹面といった名物おでんや牡蠣のカレー煮、蒸しイチジクの甘味噌かけなどの美味しい小料理……東京・四谷の「めぐみ食堂」は、女将の恵が一人で切り盛りするおでん屋だ。元・人気占い師の恵は、ある事情があって今は“みる力“を失っていたが、結婚のさまざまな悩みを抱える常連客と接するうちに、“男女の縁“が見えるようになってーー。
ときにはほろ苦くも心あたたまる連作短編集。
(PHP文芸文庫HPより)
シリーズは現在1巻〜6巻まで6冊出ています。
『婚活食堂』シリーズの魅力
この本の魅力①多様な登場人物たち
まずは主人公の恵です。
恵はおでん屋さんの女将ですが、元々は超有名な占い師です。占いの力は衰えてしまったものの、その人のオーラが少しわかります。
誰かに恋をしている時の良いオーラ、病気をしていたり、何か大きなもの(悪いもの)を抱えたりしている時の悪いオーラなどです。
そのため恵のおでん屋さんに来たお客さんの中には、恵のおかげでくっついて恋人になったカップルが複数組います。
第一巻の一話目で出てくるのは、婚活中の吉本千波、キャリアウーマンの左近由利、娘に早く結婚をしてほしい千々石茅子の3人。
それぞれが異なる個性豊かなキャラクターで、三人+恵の会話を聞いているだけで楽しくなります。
ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、第一巻は三人の恋の行方が見どころです。
この本の魅力②ほっこり心温まるストーリー
魅力の二つめはそのストーリーです。
基本的に、章ごとに中心となる人物が変わりますが、お話の要素としては『婚活食堂』の名の通り、恋愛(と食事)が多いです。
中心となる人物の悩み・もやもや、恋心などが「めぐみ食堂」や恵との出逢いによって変化をしていきます。
いつもは穏やかながら、言う時にははっきりとものを言う恵の芯の強さもストーリー展開を面白くさせてくれます。
そして、一冊で一つの大きなひとつのストーリーではありながら、各章ごとにエピソードが完結もしているので、隙間時間にとても読みやすいです。
私は通勤時間に電車の中で一章を、また、寝る前に一章または二章くらいをめどに読んでいました。
この本の魅力③美味しそうな料理の数々
恵が営むおでん屋さんの「めぐみ食堂」料理が本当に美味しそうなのです。
食材の良さをこれでもかと言うくらい美味しそうな言葉を選んで読書に伝えてくれるので、想像が膨らみます。
例えば・・・
牛の横隔膜を何度も茹でこぼして柔らかく煮た牛スジは、噛むとゼラチン質がねっとりと舌に絡み、正肉では味わえない旨味が楽しめる。
(『婚活食堂1』から引用)
美味しそうですよね。この美味しそうなつまみを肴に客たちが美味しそうにお酒を飲むものだからたまりません。
読んでいると、美味しいおつまみでお酒が飲みたくなる、そんな本です。
終わりに
今回はキュンとする恋愛小説と美味しいご飯とお酒が好きな方におすすめの本を紹介しました。
興味がわいた方はぜひ手に取ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様のおすすめの本があれば、ぜひ教えていただけたら嬉しいです。
まつこ