まつこごと

本好き多趣味の元教員・現保育士アラサーによる雑記ブログ

【放デイ職員が教える】後悔しない放課後等デイサービスの選び方

f:id:matsuko_childsupport:20220306082945p:plain

「放課後等デイサービス」ってどんなところ?

子どもに合った「放課後等デイサービス」を選びたい!でもどうすれば?

 

そんな疑問をもっている方に向けて、「放課後等デイサービス」職員が後悔しない放課後等デイサービスの選び方を紹介します。

 

この記事を読むと、

○放課後等デイサービスとは何か

○どうすれば利用することができるのか

○お子さんに合った施設を選ぶ際の手順

○見学・体験で見るべきポイント

がわかります!

 

ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

 

この記事を書いた人

こんにちはまつこです。児童発達支援という、発達に支援が必要な子どもたちが通う施設で保育士として働いています。

児童発達支援・放課後等デイサービスにお子さんを通わせてみたい、という保護者の方の参考になれば幸いです。

 

放課後等デイサービスとは

「放課後等デイサービス」とは、障害のある子どもたちや発達に支援が必要な子どもたち(小学1年生〜高校3年生まで)が通う福祉サービスです。

主に放課後や休日、長期休み(夏休み、冬休みなど)に利用することができます。

 

誰が利用できるの?

障害のある子どもたちや発達に支援が必要な子どもたちが利用できます。

基本的には小学1年生〜高校3年生(18歳)までですが、その必要性に応じて20歳までは利用が可能です。

 

障害者手帳の有無に関わらず、軽度な発達障害等でも本人に困り事があって支援が必要とされる子どもたちは利用することができます。

後述しますが、利用には「受給者証」の申請が必要です。

 

放課後等デイサービス利用の流れ

①施設に問い合わせる

インターネットや役所などで施設を探して、直接問いあわせましょう。施設の定員に空きがないと利用できません。

 

②見学・体験をする

実際にお子さんと施設に行って見学や体験をします。

こちらの記事に、見学や体験の際に参考にしてほしいことをまとめました。

 

あわせて読みたい

matsukogoto.com

 

③受給者証の申請をする

見学・体験をして「利用したい!」となれば、福祉の窓口で受給者証の申請をします。利用を希望する日数分の受給日数を申請しましょう。

受給者証の日数は各自治体によって異なっていて、障害の度合いによって日数が限られてしまう場合があります(「1週間に2日通いたいのに1日しか通えない」など)ので、注意が必要です。

受給者証の手続きをしたことがなく、受給者証が交付されるかどうか不安な方は、放課後等デイサービスを探す前に役所の福祉課に相談してみてください。

 

④利用契約を結ぶ

施設に出向いて契約を結びます。この際に準備するものや、おやつ代などの実費等の確認をしましょう。

 

⑤利用開始!

利用契約がすむと、いよいよ放課後等デイサービスの利用を開始することができます。

 

 

放課後等デイサービスを選ぼう

ここからは放課後等デイサービスの選び方を手順に沿って書いていきます。

 

ステップ1 なぜ放課後等デイサービスを利用したいのか整理する

お子さんの発達に関する困りごとや、つけたい力、好きなものなどを考えながら、なぜ施設を利用したいのか整理をしましょう。

「友達と過ごして、人と協力することを学んでほしい」

「相手とのやりとりがスムーズにできるようになってほしい」

「運動を通してあきらめない心をもってほしい」

「共働きで忙しいので、放課後に子どもを預かってほしい」

などが考えられます。

 

目的に合った施設を選ぶためにも、この段階でどのように利用したいかという思いをしっかりともっておくことが大切です。

 

ステップ2 条件の優先順位を考える

「放課後等デイサービス」と一言でまとめていますが、その支援の内容はさまざまです。

ステップ1で考えた利用したい形をさらに具体的に考えて、「ここだけは譲れない」ポイントをあらかじめもっておきましょう。

 

以下に条件例を挙げておきます。

①送迎サービスがあるかどうか

②家や学校からの距離が近いかどうか

③お子さんが楽しく通えるプログラムがあるかどうか

④通っているお子さんの比率(小学生、中学生、男女、普通級、支援級など)

⑤長時間預かってくれるかどうか

など

 

放課後等デイサービスを利用するにあたって、「ここだけは譲れない」という条件はありましたか。また、「ここは妥協できそうだ」という条件はなんだったでしょうか。

おうちの方の希望だけでなく、お子さんの希望もうかがっておきましょう。

 

ステップ3   いざ放課後等デイサービス探し!

ステップ2で挙げた条件に合いそうな事業所を探して、電話やメールで問い合わせをします。

地域の放課後等デイサービスの情報は、インターネットや役所の福祉課の窓口などで得ることができます。

 

情報を得る中で希望に合う放課後等デイサービスがあれば、見学・体験の申し込みをしましょう。

申し込みの際に、その施設に現状で空きがあるかどうかも伝えてくれます。「放課後等デイサービス」は1日に預かることができる児童に定員があるので、そもそも枠が空いていないと入ることができません。

 

通いたい曜日に空きがありそうでしたら、いよいよ見学・体験です!

見学・体験においては、ステップ1や2で考えたことを思い出しながら、お子さんに合った施設なのかどうかを見極めましょう

 

終わりに・・・

インターネット等で検索をすると、一言で「放課後等デイサービス」と言っても本当にさまざまな施設が出てきます。

 

どの施設も、それぞれに長所・短所があります。

実際に支援の様子をしっかりとご覧になって、お子さん・保護者の方の両方が納得のいく施設を選んでください。

お子さんに合った素敵な施設が見つかることを願っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

まつこ